Le vélo et le phénomène

トマーさんの自転車ブログ

自転車用に新調したジーンズのレビュー

ジーンズで自転車に乗ることに関する諸問題

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日常のお買い物からちょっとした遠出まで、自転車に乗るときはもっぱらジーンズで出かけています。

サイクリングなんかには専用着の方がよっぽど快適なんでしょうが、現状さしたる不満もない以上、なかなか踏ん切りがつきません。生地の分厚いジーンズなら転んでも安心ですし。夏はさすがに暑いですけど。

世には普通の服の下に穿く自転車用パッドつきの下着なども存在するそうで、自転車普段着派の人の間でもすこぶる評判がいいようです。経験者の方によると、世界が変わる!ほどだとか。そのうち導入してみようかとは思っていますが、まあそのうちにですね。

自転車にうってつけのLevi's Commuter 

一応、自転車に乗ることを考慮し、Levi's Commuterの511を穿いてきました。リーバイス社の自転車乗り向けラインの細めのやつです

見たところオーソドックスな普通のジーンズですが、コーデュラデニムを使い摩擦に強いとかいう触れ込みで、他にも防汚とか消臭とかいった機能もあった気がします。

丈夫さが売りとはいえ、6年も経つといい加減ぼろが来ます。買い替えようと思ったのですが、いつの間にかシリーズごとディスコンになっていました。代替品はなかなか見つかりません。

(さまざまな苦労話が挿入される)

で、先ごろようやく自転車用のジーンズを新調しました。

Levi's Skateboarding 501 Original

読んで字のごとく、リーバイスのスケートボーダー向けラインです。ネットショップのアウトレットセールで3000円といういわくつき。スケボーに乗ることはありません。

裾のばたつきや巻き込みを避けるため、自転車用のジーンズにはスリムやテーパードが定石ですが、レギュラーフィットの501を選びました。細いのはきついからです。

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511 Commuter(左)と501 Skateboarding(右)

サイズはどちらも同じ29インチですが、501の方が小ぶりな作りになっています。

後ろポケットが何となく小さいような気がするのが気になるところ、測ってみると縦横1cmずつ小さくなっていました。財布やスマホが飛び出してしまわないかちょっと心配です。

ともあれ、リーバイス社のトレードマーク、アーキュエットステッチがかわいいですね。

 

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裾巾は18.5cm。前はもう少し太かったように思うんですが、スケートボード用に絞っているのか、最近の501自体が細めの作りなのか、それとも気のせいなのかは不明です。チェーンに巻き込まないかが少し心配。

ところどころに補強が入り、スケートボーディングに伴うアクティブなマニューバに対応していたりはするものの、U字ロックホルダーやリフレクター、クロッチといったファンシーなギミックはありません。下糸とスレキが赤かったりはしますが、外見上、通常の501と見分けるこもはほぼ不可能といえます。

生地には若干糊が残っているような感触があり、少々ごわつきが気になりますが、そこらへんは穿いているうちにこなれてくることでしょう。

ブレークイン

早速お出かけです。

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腰回り、太腿周りにだいぶ余裕があります。脚のラインも出ませんし、体型隠しにもってこい。

ストレッチは控えめで、歩く分には問題ないにしても、自転車を漕ぐときには違和感が出てくるかも知れません。

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ぎりぎりなクリアランスの様子。

フロントシングルじゃなかったら干渉しているところです。こんなところにも1xの恩恵がありました。ロールアップはしなくても済みそうですね。

ぐいぐい伸びる生地ではありませんが、膝が突っ張ることもありません。

エスト周りは全体的に深め、というか普通の501です。一応ゆとりはありますが、いっぱい食べるとお腹がきつくなるかも知れません。

Verdict 

特別感のまったくないThe普通ジーンズ。さすが501の面目躍如といったところ。コーデュラデニムですし、耐久性に関して心配はしていませんが、あとは洗濯でどのくらい縮むかですね。

  • Pros: 丈夫、普通
  • Cons: 生地がごわごわ、後ろポケットが少し小さい、エアロダイナミクス

自転車用のジーンズが自転車用に作られているということを再認識させてくれます。コーデュラデニムにこだわらなければ、同じリーバイスだと502や541なんかがよさそうですね。

自転車の紹介

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Cannondale Topstone Alloy 4 (2021) 

トマーさんの自転車、キャノンデール Topstone Alloy 4 (2021)です。納車からそろそろ2年といったところ。

グラベルバイク

ドロップハンドルのせいでよくロードバイクと間違われますが、グラベルバイクというまた別のカテゴリーになります。泥除けや荷台をつけることができ、太いタイヤで未舗装路も快適に走れるという触れ込みで、近年売り出し中のジャンル。ざっくり言うと、ドロップハンドルをつけたクロスバイクみたいなものです。

アルミフレーム

Topstoneシリーズにはカーボン製のモデルもラインナップされています。その名もTopstone Carbon (そのまんま)。キャノンデール社独自のサスペンション機構を搭載し、アルミモデルとはほとんど共通点らしい共通点を持ちません。末広がりのハンドルが一緒ってことくらいでしょうか。見た目がだいぶシュッとしています。

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カーボンの方がルックスもイメージもプレミア感がありますが、その分値段も高くなりまして、堅実かつ現実的な唯一の選択肢としてアルミ製で手を打たざるを得ません。悲しいことですね。

安さが取り柄のアルミモデルとはいえ、しかしキャノンデールというそれだけでプレミアム感が出てきたりしちゃったりなんかします。キャノンデールといえばアルミ、アルミといえばキャノンデール。自転車において何より大切なのはブランドイメージです。

ちなみに、Topstone といういかつい名前はキャノンデール本社近くにある山の名から採ったそうです。ニセコアンヌプリみたいなものでしょうか。

Don't choose the cheapest 

Topstoneシリーズは、0〜4の5段階のグレードに分かれており、数の小さい方がより上等なモデルとなります。グレードが上がると値段も上がり、性能と値段の高いパーツがつきます(当たり前)。

フレームの色もグレードによって異なっており、目の覚めるような空色はシリーズ最廉価版 Topstone Alloy 4の専売色。

価格を抑えるため、あらゆる面でコストダウンが図られ、ブレーキがへっぽこプロマックスだったり、BBがスクエアテーパーだったり、ホイールとタイヤがチューブレス非対応だったり、さらに変速がマイクロシフト社製1x10仕様だったりします。ペダル抜きの重量は10.4kgと比較的ヘビー。

安価といえども走らないことはないし、止まらないこともありません。下り坂でもなければ滅多に時速20kmを超えることはなく、遠出すること極めて稀、主たる用途はスーパーへの買い出し(片道3分)およびご近所散策(半径3km)といった使い方には充分オーバースペックなご身分と言えるかも知れません。カーボン製である必要は微塵も感じられず、よく考えたらママチャリで全然事足りる気がしますね(自転車がかわいそうになってきた)。

 

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モデルチェンジした現行モデルのTopstone 4 (2023)、黄色と黒のツートンカラーがかわいいですね。

現状と展望

購入から約2年が経ちますが、先代の自転車(GT Grade FB)から一部パーツを移植したりはしているものの、マイクロシフト製レバーの1x10というオリジナル構成はそのまま維持されています。

11速化とかブレーキ油圧化とかレバー交換とか大幅アップデートの目論見もあるにはあるんだけど、(使い方のせいか)特に不便を感じないため先送りにしているうちに、自転車関連の販売価格が軒並みがんがん値上がりしてしまい、結果ますます延び延びに、といった具合。サドルやハンドルの調整、劣化した部品の交換といった微細な変更は少なくないものの、目立った変化といえば茶色だったタイヤサイドが黒くなったことくらいでしょうか。今後の発展に期待したいところです。

いじる方が楽しいし疲れないしで乗る方はあんまりなんですが、これからはご近所巡りばかりでなく遠出とかもしてみたいなとは思っています(自転車がかわいそうなので)。

また、ブログの方も何かある都度記事にしときたいところですね。

あらためまして、トマーさんの自転車ブログです

先日、GT Grade FB が謎のチェーンステー破断により夭折されてしまったため、新たにお迎えしたこちら、Cannondale Topstone Alloy 4。青空を思わせるフレームカラーがキュートですね。ほとんどメーカー純正スペックのままですが、付属のサドルは前に使っていた偽スペシャライズドと交換しています。

当初は手持ちのパーツを流用してDAVOS のフレームセットで組もうかと考えていたところ、あれこれ算段しているうちに売り切れてしまいまして、それじゃあとFujiのFeather CX+かJari を買うつもりだったんですが、たまたまスポーツデポに寄ってみたところちょうどいいサイズのTopstoneが吊るしで置いてあったのでこっちにしました。同じCannondaleならCAADXがよかったんですが、半年待ちとか言われましてもね。

以上、まるっと2年前に起こった出来事なんですが。Topstone Alloy もモデルチェンジしてしまいましたしね(マンゴーイエローがかわいい)。

ろくに投稿もしないままずいぶんと間が空いてしまった当ブログですが、今後はちょいちょい更新していければなと思っています。書くことが何かあるといいですね。

 

年次報告

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自転車ブログを始めて、そろそろ丸一年が経つ。丸一年と言っても、初めの一週間で記事二つきりという体たらく。おれたちのブログはまだまだこれからだ!

この一年間、フロントシングルにしたり、チェーンリングやハンドルバーやグリップやサドルやタイヤやブレーキレバーやシフターも交換している。また、リアディレイラーを取っ払い、現状シングルスピード運用。細々とした調整などもひっきりなしだし、そういや自転車用のジーンズも買ったしね。何もネタがなかったわけではないのだけれど、単に面倒臭さから後延ばしにしていたのだね。書く動機を特に持たないからね。

ああ、そういえば最近、バーガーキングが京都から撤退して、最寄りの店舗が滋賀県のピエリ守山店になったんだけど、ワッパーを食べに行くついでに琵琶湖でも一周して来ようか。人の話では道程およそ210kmだそうな。一泊二日なら何とかなりそうだし、二泊もすれば観光し放題っぽい。滋賀はお酒もおいしいし、ひこにゃんもかわいい。なんかテンション上がってきたな。

というわけで、次回の更新はおそらくビワイチレポートとなることだろう。

フロントシングルを検討する

川沿いを走ると、すぐにギアやチェーンが砂をかぶってがりがり言い出す。音もそうだけど、ペダルから伝わるごりごり感も癪に障る。

日々のお手入れは欠かせないものでありますが、これがなかなか面倒臭い。

現状クランク部分のギアは3枚。f:id:tomoa_i:20180629012858j:image
前3段×後ろ8段。クロスバイク界の中でもっともポピュラーな構成と言えるでしょう。

少しでも砂落としをやりやすくしようとチェーンガードは取っ払ってあるんだけど、あんま効果なしというか、いつだって汚れが激しいのは真ん中のギアなんだよな。指もブラシも入りきらない。ギア板なんて3枚もいらんし。2枚で充分ですよ! 

全然使う機会の見出せないアウターギアを取っ払ってやろうとしたのだが、何とこいつ、3枚のギアがリベットで固定され分解不可能な一体型だったのだ! 

安物なので文句は言えませんが、よしじゃあクランク換えますか、って話になる。

自転車屋さんに相談してみたところ、クランクを変えるには周辺のパーツもごそっと交換する必要があるとのこと。ギア。別の適当なやつと入れ換えるだけと軽い気持ちでいた僕にしてみると、思いのほか大ごとっぽい展開だ。
なるほどなるほどを連発しながら、さらに伺うと、いっそギアは1枚に、いわゆるフロントシングルにしてはどうかと仰る。

確かに、3枚より2枚、2枚より1枚の方が掃除は楽ちん。交換の必要な部品も少なく済むという。まあ何かと最近トレンドですし、だと。

薦められるがままにほいほい買ってしまいそうになってきたところで判断力と意識を取り戻し、一時持ち帰り自宅で検討させていただくことにいたしました。

検討

僕の日常的に使うギア比は、ほぼ1.8〜3.0くらいに収まる範囲。完全にお散歩ロードではある。
サイクリングロードや信号の少ない道を走る分にはもう高め設定でもいいかと思うし、ときたま遭遇する自転車の峠越えや突然の坂道に備え、一応軽めのギアも確保しておきたいところ。まあせいぜいのところ、1.3〜3.3なら充分でしょう。
概ね38Tのミドルギアを使用する今のギア比と重なる。普通にいいかもしれないな……。

とりあえずギア比を基準にクランクを見繕おうとすると、ロード用 PCD 110、MTBPCD 104 、この二つの規格から探すことになる。

ロード用の PCD 110 は、5穴とか4穴とか非対称4穴とか、細分化によりややこしくはなっているものの、いずれにしてもサイズはおおむね34〜52Tと幅広い展開。入手も比較的やさしそう。
MTBPCD 104 だと、下はだいたい30Tから。さすがMTBのMはマウンテンのM、どんと来い坂道的な気概ん感じる一方、上は38Tが最大級といった感じ。
ざっと見たところ、ロード用のクランクの方が、変更もお気軽お手軽で潰しが利きそうという印象。

とりあえずのところ、今のクランクをミドルギア縛りで使い続け、やっぱりもう少しスピード出したいなあ、あるいは、もっと楽に漕ぎたいものだなあ、などということになったら、また考えてみようと思う。
それまではもうしばらくの間、ギアの隙間に割り箸を突っ込んで、がしがし砂落としに励みたい所存。

面倒臭いですね。

緒論

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 自転車を手に入れてそろそろ丸1年が経過する。キリもいいことだし、自転車を主題としたブログを始めることにした。

 丸1年と言ったところで、まるまる1年乗り続けていたというわけでもなく、冬の間などはまるっきりご無沙汰だったりしたわけなので、まあ実質半年といったところ。

 しかし、冬を越してからこの方、この頃ではすっかり自転車三昧の毎日だ。寝ても覚めても考えるのは自転車のことばかり。増加する乗車時間に比例し顔はこんがり日に焼けて、整備だ洗車だとあちこち弄るうちに指はオイルで真っ黒け。カタログを眺めているうちに一日が終わっていた、なんてことも一度や二度の話ではない。始めるには良い頃合と言えるだろう。

 もともと趣味と言ったら散歩くらいのものであったのだが、しかし徒歩とは意外に疲れるもので、行ける範囲もなかなか限られる。いいかげん近所をうろうろするのにも飽きてきた。

 少し遠くへ足を延ばすには……そうだ、自転車に乗ろう。ということで、自転車店に駆け込みいわゆるクロスバイクと呼ばれるカテゴリーに分類されるスポーツ用自転車を買ってきたのが去年の梅雨頃である。

 そもそもの目的は散歩範囲の拡大延長。主な活動は河川敷を上がったり下がったり、市中をぐるぐる回ったり、近隣の観光地をあちこち巡ったり。さらにはその他、出先でだらだらしたり、でこぼこ道でがたがたしたり、階段をどかどか降りたりするのもなかなか楽しい。

 スローペースアンドセーフライドオアダイの精神を固持し、可能な限り歩道を通行、交差点では電動アシスト車の後塵を拝し、ママチャリに追い抜かれようとも平然としたものである。

 この頃では自転車に跨がりもせず、次はどこへ行こうか、どんなパーツを付けようか悩んでみたり、何ならチェーンをぐるぐる回してるだけでも面白いものだ。およそスポーツ性の感じられない様相ではあるものの、ひさしぶりのがっつり趣味らしい趣味と言える。

 せっかくなので、自転車にまつわる話、思索や知見などを、一般的かつ客観的な形式をもって記したいと考えた。日頃のぼんやりとした想念も、具体的な表現をとることによって、ど忘れ並びに堂々巡りへと陥ることも避けられようというものだ。ギアの歯数をいくつにするか考えているだけで1ヶ月が過ぎてしまった! といったことは、今後そうそう起こらないはずだ。同時に、今後の発展的自転車ライフへ向けたモチベーション高揚も期待したい。

 別にツイッターでだらだら書き散らすのでもいい気はするが、一般性を求めるからには、どうしてもある程度まとまった分量が必要となるだろう。そこへもって140字という制限はあまりに厳しく感じられる。結論だけを書き捨てる自己満スタイルとなりかねず、後になって自分で読み返すにしても難儀すること疑いない。分割した長文を連々ツイートするというのも何だかなあって感じだし、ここはやっぱりブログである。

 ただ、長文を書くとなるとそれだけ自転車のことを考える暇がなくなってしまうこととなり、割と悩ましいところである。さらに言えば、もう今の段階ですでに書くのが面倒臭くなっている。

 まあ、あまり無理せずぽつぽつ進めていきたいものであるし、せいぜい長続きするといいですね。