Le vélo et le phénomène

トマーさんの自転車ブログ

緒論

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 自転車を手に入れてそろそろ丸1年が経過する。キリもいいことだし、自転車を主題としたブログを始めることにした。

 丸1年と言ったところで、まるまる1年乗り続けていたというわけでもなく、冬の間などはまるっきりご無沙汰だったりしたわけなので、まあ実質半年といったところ。

 しかし、冬を越してからこの方、この頃ではすっかり自転車三昧の毎日だ。寝ても覚めても考えるのは自転車のことばかり。増加する乗車時間に比例し顔はこんがり日に焼けて、整備だ洗車だとあちこち弄るうちに指はオイルで真っ黒け。カタログを眺めているうちに一日が終わっていた、なんてことも一度や二度の話ではない。始めるには良い頃合と言えるだろう。

 もともと趣味と言ったら散歩くらいのものであったのだが、しかし徒歩とは意外に疲れるもので、行ける範囲もなかなか限られる。いいかげん近所をうろうろするのにも飽きてきた。

 少し遠くへ足を延ばすには……そうだ、自転車に乗ろう。ということで、自転車店に駆け込みいわゆるクロスバイクと呼ばれるカテゴリーに分類されるスポーツ用自転車を買ってきたのが去年の梅雨頃である。

 そもそもの目的は散歩範囲の拡大延長。主な活動は河川敷を上がったり下がったり、市中をぐるぐる回ったり、近隣の観光地をあちこち巡ったり。さらにはその他、出先でだらだらしたり、でこぼこ道でがたがたしたり、階段をどかどか降りたりするのもなかなか楽しい。

 スローペースアンドセーフライドオアダイの精神を固持し、可能な限り歩道を通行、交差点では電動アシスト車の後塵を拝し、ママチャリに追い抜かれようとも平然としたものである。

 この頃では自転車に跨がりもせず、次はどこへ行こうか、どんなパーツを付けようか悩んでみたり、何ならチェーンをぐるぐる回してるだけでも面白いものだ。およそスポーツ性の感じられない様相ではあるものの、ひさしぶりのがっつり趣味らしい趣味と言える。

 せっかくなので、自転車にまつわる話、思索や知見などを、一般的かつ客観的な形式をもって記したいと考えた。日頃のぼんやりとした想念も、具体的な表現をとることによって、ど忘れ並びに堂々巡りへと陥ることも避けられようというものだ。ギアの歯数をいくつにするか考えているだけで1ヶ月が過ぎてしまった! といったことは、今後そうそう起こらないはずだ。同時に、今後の発展的自転車ライフへ向けたモチベーション高揚も期待したい。

 別にツイッターでだらだら書き散らすのでもいい気はするが、一般性を求めるからには、どうしてもある程度まとまった分量が必要となるだろう。そこへもって140字という制限はあまりに厳しく感じられる。結論だけを書き捨てる自己満スタイルとなりかねず、後になって自分で読み返すにしても難儀すること疑いない。分割した長文を連々ツイートするというのも何だかなあって感じだし、ここはやっぱりブログである。

 ただ、長文を書くとなるとそれだけ自転車のことを考える暇がなくなってしまうこととなり、割と悩ましいところである。さらに言えば、もう今の段階ですでに書くのが面倒臭くなっている。

 まあ、あまり無理せずぽつぽつ進めていきたいものであるし、せいぜい長続きするといいですね。